山口県岩国市のKさんは、77歳です。
よろずや屋を営んでいた20年前、頼まれてダスキンの交換をはじめ
ました。店は閉めましたが、市内から車で30分の程、山あいで、
いつも3つの集落25軒のお世話をしています。
自分も結構な年だが、訪ねる先も高齢の一人暮らしの方が多く。
「ご苦労様! 助かります」「元気かいね、変わりはないかね」
励ましたり、励まされたりだと、大きな声で、笑っておられました。
「いつもより遅いけど、具合でもわついのですか」と電話をもらう
こともあります。積もる話で、時には茶菓子がでて、午前中いっぱい
掛かるひもあり、仕事の中にあたたかい人情を感じます。
自分の訪問が待たれていることの嬉しさを感じながら、元気で動ける
間は続けたいと思っています。
ダスキンの創業者 鈴木清一は、「いかに多くの人に喜ばれるか、い
かに多くの人のお役に立つか、ということを、日々の生活の中で、
生かしてゆく事こそが、人生の目的であり、人間の生きがいであると
思うのです」と言っていました。
「ご縁があって、つながりあって支え合っての人生だから」と戦争、
国鉄職員、よろず屋と人生を歩んできたKさん、お客様を訪ねる姿に
創業者の思いが重なります。
株式会社ダスキン会長 伊東 英幸
今回は、種まき新聞を抜粋して記載いたしました。
また、次回送られてきましたら、紹介いたします。
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